2010/05/24

CNET Japanブログ 終焉を迎える

-2006年8月
CNET Japan読者ブロガーとしてデビュー。
この時の私は大手メディア上でブログを書くことに嬉しさを隠せずにいました。期待、使命、そういった言葉に近い感覚を抱いていました。同時に、ブロガーとしてスキルの高い方々と同列に書き連ねることも刺激的でかつ、嬉しい事柄でした。

月日が経つにつれ、当初の感覚は薄れ始めます。
門戸が開け、非常に多くの方が参加するようになり、自身は容易に埋もれていくようになりました。決して自分は特別ではないと思い知ったわけです。さらにITとはほど遠いエントリも増え、自身が考えるCNET上のブログ像と実態はかけ離れていきました。

一度モチベーションが低下してしまうと、元に戻すのは容易ではなく、さらに埋もれていきます。事実、自主的に終止符を打とうか悩んだ時期が長らくありました。

-2010年5月
CNET Japanリニューアルに伴い、読者ブログは終焉を迎える。
モチベーションが戻りきらないまま転換期を迎えました。正直、私自身は微塵も驚きませんでした。当然の結果であるとすら感じたほどです。全体としての方向性も曖昧で、読者ブログをどう位置づけているか不明瞭なまま時間ばかりが過ぎていきました。ブロガーは増え続け、ブログアワードも非開催となり、少しずつ溝ができていったように思います。

突然の通告。ひとえにこのやり方が悪かったがために、反感を買うことになったと思います。かたや実名表記を条件に継続打診された方、かたやリストラされた方。これら発表はメールで個別に行われただけで、サイト上に公式なアナウンスはされませんでした。さらに過去のアーカイブは全て削除されるとなれば、荒れるのは当然の結果です。

私自身としても、継続打診に関して疑問点は多く残りました。私のように低迷している人間はリストラされて当然ですが、私の目から見て「何故」と思うような方まで継続打診が無かったことには驚きました。しこりが残るやり方だと思います。

今回「ブロガーズ・ネットワーク 翼」へ参加させていただけることは非常に嬉しく、また気が引ける思いです。内心では参加させていただくに値しないのではないかと思っており、事実一度はお誘いを断ったほどです。

ですが、参加させていただく以上CNET Japanにてリストラされたことを見返すくらいの気概で望もうと思います。個人的な意思表明としては心機一転、CNETとの決別という意味も含め、過去ブログの移行はしないつもりです。

言葉は悪いですが、やるからには「CNETで脚切りされた連中の集まり」とは見られたく無いのです。私なりに努力を重ね、「ブロガーズ・ネットワーク 翼」の成功に貢献したいと思う次第です。

2 コメント:

kasttbs さんのコメント...

早速読ませていただきました。
やはり一度ガス抜きしといた方が健全になりそうですね。

良いブログを書いていきましょう。

Jacques さんのコメント...

kasttbsさん

ガス抜きのきっかけありがとうございます。

少しでも皆様に近づけるよう頑張りたいと思います。